ツバメの便り

人魚伝説のお寺でコンサート

渡り鳥の駆け込み寺となり、まだ魔法のコンサートが開ける夢のような寺院が、【蒼い山】の旅路にはあるのです。それは「観音正寺」。その白檀の香り、琵琶湖へと広がる視界、遠くに見える山々…。このご時世に、こんなに素敵な場所で演奏できるとは、何たる幸運! いや、運ではなく、全てを繋ぐ「網」のような「ご縁」なのでしょう。「目を見開けば、網のつなぎ目の善し悪しのように、善いご縁も、悪いご縁もあるのが見える。善い網を保つ為には補修していかなければならない。」と、ご住職が仰っていました。この網の観念、コミュニティーの繋がり、(無意識でも)各々が役割を担うことが、この地域の人達に根付いている。それを目にするのは嬉しいことでした。なので、【蒼い山】というプロジェクト名を聞いて、このお寺を紹介してくださった近江八幡市長に心より感謝します!そして滋賀県内でのプロジェクト応援コンサートが良い時間となるよう、動き回ってくれたボランティア・スタッフの皆様、フットワークの軽いご住職、ご縁繋ぎのマジシャン優子さん、琵琶湖の明るい人魚・ひとみさん(沖島「汀の精」)、「コルミオ」市田さん、ピアニスト央記さん、改めてどうもありがとうございました!!.ところで、網と人魚の話と言えば、「観音正寺」は聖徳太子が人魚のために開基した寺院、と言われています。湖の淵を彷徨っていた人魚は、「前世で漁師だった時に必要以上に魚を殺生した為に、このような姿になってしまった」と語り、成仏できるよう聖徳大使に懇願しました。そこで聖徳大使は千手観音の像を刻み、堂塔を建立したとされ、日本唯一の人魚伝説が残る寺院として受け継がれているのだそうです。
曲作りの旅プロジェクト【蒼い山】へのご支援クラウドファンディングは3月31日まで!!プロジェクトから生まれるアルバム等がご支援のお返しとなります。https://motion-gallery.net/projects/lesmontagnesbleues