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ツバメの便り

ツバメの便り ビデオ

マラケシュ(モロッコ)
– コウノトリの道 –

どっぷり浸かる…。 マラケシュの黄土色、お日様と暑さの中で過ごした時間を思い出すと、この言葉が浮かんでくる。コウノトリの町・マラケシュの、真っ白な「コウノトリの家 (Dar Bellarj)」の中心に「才ある母達」と呼ばれる地元女性達がいる。旧市街(メディナ)に住む彼女らは、伝統音楽の歌い手&パーカッショニストであり、彼女らと沢山の時間を過ごした。 「才ある母達」という呼び名だが、全員が母親という […]…

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ポエムの島、沖島

音楽の島。 島、それは息づくポエム。 僕がここに来るのは二度目だが、自然と浮かぶこの言葉。何故だかは分かっている。この島は、別世界、別時間だからだ。ここでは必要最小限の空間の中で、全要素が響き合っている。まるでポエム(詩)の中にいるように。そして風が吹けば、幾多の道具やモノが、チリンカラン、ガラガラと斉唱し、島を包み込む和やかな旋律を生み出す。 まるで蜃気楼のように琵琶湖に姿を見せる沖島。このミュ […]…

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人魚伝説のお寺でコンサート

渡り鳥の駆け込み寺となり、まだ魔法のコンサートが開ける夢のような寺院が、【蒼い山】の旅路にはあるのです。それは「観音正寺」。その白檀の香り、琵琶湖へと広がる視界、遠くに見える山々…。このご時世に、こんなに素敵な場所で演奏できるとは、何たる幸運! いや、運ではなく、全てを繋ぐ「網」のような「ご縁」なのでしょう。「目を見開けば、網のつなぎ目の善し悪しのように、善いご縁も、悪いご縁もあるのが見える。善い […]…

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琵琶湖に浮かぶ有人島・沖島より

こちらは「沖島」で撮った写真です。日本で唯一人が暮らしている湖上の島、力強く広大な琵琶湖に浮かぶ「沖島」に今週末到着し、武田洋子と共に数日間、創作のため滞在しています。島でギャラリー&カフェ「汀の精(みずのせい)」を営む奥村ひとみさん、近江八幡市市長など、この方達の存在なくしては語れない[蒼い山]プロジェクトのサポーターの皆様に迎えて頂き、感謝の限りです。ということで、プロジェクトが本格的に始動し […]…

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「蒼い山」への出発

さて、僕らの冒険の旅の始まりです。 「音楽を軸とした旅行記」のようなものをシェアしたい…というアイディアを長年温めていましたが、これが徐々にアルバム制作プロジェクトへと進化しました。 その経緯は3年ほど前、九州の田舎で⼩さなローカル電⾞に揺られていた時のこと。⾞窓の枠に溢れる光の先で、木が茂る⼭々が蒼いシルエットを描いていくのが見えました。その時、僕の頭の中で、ある言葉がはっきりと響い […]…